
不運なのか、やっぱり男性の裏切りなのか。
それでも元のサヤに戻ろうとするのは自然の男女の流れなんだろうか。
不思議な感覚だ。
「帰れない二人」はまさに「離れられない二人」でもあるのだ。
男女はいくら仲が良くても、
愛と憎しみが相互に交差するものだと思う。
自我に走れば、距離が広がる。
互いをおもんばかると逆に距離は縮まる。
その狭間に揺れ動く女性の心動き、
そして、一途なまでのその生き方に
私は共感を覚えずにいられませんでした。凄い。
自ら刑務所で服役してまで彼を守り切ること、
そこまでの必要性があったのか、
その強さ、その覚悟がとにかく凄い。