映画「帰れない二人」 男女の関係は摩訶不思議な世界。大人の恋愛とは何か。帰る場所はあるんだろうか

帰れない二人(1)

不運なのか、やっぱり男性の裏切りなのか。
それでも元のサヤに戻ろうとするのは自然の男女の流れなんだろうか。
不思議な感覚だ。
「帰れない二人」はまさに「離れられない二人」でもあるのだ。

男女はいくら仲が良くても、
愛と憎しみが相互に交差するものだと思う。
自我に走れば、距離が広がる。
互いをおもんばかると逆に距離は縮まる。
その狭間に揺れ動く女性の心動き、
そして、一途なまでのその生き方に
私は共感を覚えずにいられませんでした。凄い。
自ら刑務所で服役してまで彼を守り切ること、
そこまでの必要性があったのか、
その強さ、その覚悟がとにかく凄い。

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何とも後味の悪い作品「タロウのバカ」から見えるもの

タロウのバカ(1)

女子高生コンクリート詰め殺人事件は昭和時代の終わりに発生した残忍な事件だ。
足立区綾瀬の名を残念な意味で有名した事件。
女子高生が不良少年グループに拉致されて一ヶ月以上も暴行・強姦を受け続け、最後には
集団リンチで死亡させて、遺体をコンクリート詰めた極悪非道な事件である。
思い出すだけで、やり切れない気持ちで一杯になる。

オススメ度:★☆☆☆☆
理由:とにかく後味が悪すぎる。足立区綾瀬の事件を思い出してしまうのは、
私だけなのだろうか?
マイナスをえぐるといった映画が好きな方には、オススメです。
過去に「ビジランテ」村上春樹原作の「バーニング」などが好きな方は、
お試しするのも良いかも知れませんね。

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人は何かのキッカケで変わることができる!映画「記憶にございません!」はエンタメの裏に隠された秘密

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人生の岐路には、
頭に石が当たって記憶喪失になるような激しい変化が必要なのだ。
人はいつか、
今の人生を変えたいとか、
変わりたいとか思う願望があるかも知れません。
これまでの自分とは違う理想の自分。
あるべき姿。なりたい自分。
良い循環に歯車が一度回れば、
とめどなく幸せな人生が待っているかも知れません。
やり直したいことがあれば、
小学生からでも、今からやり直せばいい。
取り戻しが効かないという年齢は誰が決めたんだろうか。
それは自分自身に他ならない。
だから、自らが変わり、時には成長痛を味わいながら、
変わっていくしか無いんだ。

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-太宰の後半人生、斜陽からの女性関係がよく分かる作品「人間失格 太宰治と3人の女たち」太宰通にはたまらない-

太宰 映画1

人生とは2つの選択しか無いのか。太く短く生きるか、長く細く生きるか。いや、そのほかの選択肢もあろう。太く長く生きる人生だってあるんだ。先日見た「エルトン・ジョン」は依存症から復活したのだ。幸せを掴むのに遅すぎることはない。気づいた時からやればいい。不退転の決意でなくてもいい。ユルユルと柳のように調和が大切なんだ。

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自分の過去を認める難しさを映画「ロケットマン」に見た

ロケットマン画像1

セラピーでの、自助グループでの自己開示。少年時代を振り返るシーン。
昔の幼いころの自分をハグできるか?
「よく頑張っていたね。あの頃…。その気持ち、わかるわ。」と包容できるかどうかだ。
裸の、素の自分を見つめ直す。過去も自分だ、今の自分は過去の自分があるからこそなのだ。
そして未来の自分は今の自分があるからに違いない。

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リアルすぎる実写版だけに、大人は「ライオン・キング」を観て違和感を楽しもう

ライオン・キング

作品内容が昔のアニメのままであれば、特にリアル感が半端ない実写版だけに、その分ハテナ?が一杯浮かんでしまうんですよね。
違和感があったのは、封建制度とか食物連鎖、生命の循環…。羅列してみると…

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光と影、陰と陽、人の心、一対一の戦いこれぞ映画らしい映画「SHADOW/影武者」

影

映画の醍醐味は、もちろんアクションシーンも大事ではあるが、それだけではない。
人と人の気持ち、心の動き、感情をとても重視している。
魂を揺さぶるような感情や、共感なんだと思う。
それが、本当によく描かれている。

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勧善懲悪、豪快・爽快、後味スッキリ「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」

ワイスピ

オススメ度:★★★☆☆
理由:無理な展開も、アクションもの、そして、エンタメだから楽しみましょう。
壮大なSTAR WARSとは比べてはいけないけど、楽しむことはできます。
普段の生活から離れて別世界へいってみたい方、リフレッシュしたい方には特にオススメ。

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映画好きの人にはたまらない、凝縮のエンタメ作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

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Once Upon a Time in Hollywood
オススメ度:★★★★☆
理由:脚本が素晴らしい。映画らしい映画。エンタメ凝縮版。二時間半で詰め込むだけ詰め込んだ作品。それでいて、時間がゆっくり60年代の日常に溶け込んでいる。

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その思想は別にして、彼の生き様に共感!!「米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」

カメジロー

オススメ度:★★☆☆☆
理由:ドキュメンタリー作品は、間延びする点がある。
インタビューを切り取るので、多少は仕方のないところである。
しかしノンフィクションである。
事実と真実、ドキュメンタリー作品は、ゆるぎのない事実は確認できる。
後は真実をどう見せるか。真実の探究は、観る側の感覚を研ぎ澄まさねばならない気がする。

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