「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」観ました

いつだって3ようやくスッキリしました。まさに痛快、愉快。短い僅か2時間余りに喜怒哀楽というのを表現する、それが映画という作品だと思う。イタリア映画には、そうしたものが多いように思う。今回の作品もまさに「できるものなんだ」と感嘆した。このシリーズは3部作品になっている。前回は5月に鑑賞したのは2作目の「いつだってやめられる10人の怒れる教授たち」を観ました。
今回の鑑賞で、午前中には1作目の「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」を観たので、これで繋がりました。
それぞれリストラに見舞われた研究者や教授陣。個性あふれるそのキャラ達。そのひとつひとつのセリフも楽しいし面白い。奇想天外なその行動も全く何が起きるか判らないのは、こんなにも愉快なものなのか。

3部作になっているこの作品は3本で、ようやくひとつの作品を完成させている。そう言ってもおかしくない。

神経生物学者のズィンニをリーダーに、不遇な研究者たちが集結したこの素人ギャング団。
このギャング団は、リストラで失業したことで金儲けを計画。結局、合法ドラッグの製造で金儲けはしたものの、最後は警察に捕まり服役。ここまでは1作。
2作目はその腕を買った警察がドラッグの蔓延防止というミッションを彼らに与ええ大活躍。ミッションは、クリアしたように見えたが新たな強敵が現れた。
その続きが今回の3作目。フィナーレ。窮地に立ったズィンニらは立ち上がることになる。
3作目は、これまでの1作2とは打って変わって、ちょっとしたサスペンス。そして恋愛ものも少し加わり、絶妙のミックスでしかもトーリー仕掛けにもなっている。
政府の役人もボンクラ。行政・政府の台所は赤字。そして、いくら優秀な頭脳も持った研究者が多くいても、それを活かす研究設備、その環境が無い。そうした社会の風刺。そうしたメッセージ性の強い作品。また、何が不慮の事故や障害が発生すると、明らかに設備が起因する事故・障害なのに、そうした設備のせいではなくて、人の行動のせいにする。個人のせいにしてしまう、決して、政府や大学側のせいにはしない。そうした風潮も辛辣に作品に表れている。
もちろんイタリア映画らしく、お笑いも健在。思わず劇場内での笑い声につられてしまう。ただ、てんこ盛りなので、その分、お笑いのレベルは前作よりもパワーが下がった感じです。
これまでの「はてな?」が全てを解決した!
そんなスッキリした作品でした。★★★★☆

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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