映画『火口のふたり』ピンク映画(R18)のように見えるが、なぜか、その生き方が素直に共感を抱くことができる作品

火口のふたり

自身の素の姿を垣間見た気もします。内なる声に耳を傾ける…そんな時間が映画鑑賞かも知れません。
倫理社会や道徳の教科書的でないところが人を惹きつけるのだ。
目を覆いたくなるような醜い部分もあからさまに表現した本作品は映画らしい作品だと思う。
おすすめ度:★★★★☆
理由:
特に、理性が邪魔してこれまで思ったとこを抑えてきた人にはオススメな作品です。
生きることとは一体どういうことなのか、動物的本能、性を正面から語った作品でもあり、そうしたタブーと言われる部分にも素直に向かい合える、きっと気持ちが軽くなると思います。
元恋人の想い出のアルバム、誰しも淡いセピア色のシーンがあるものだ。映画の醍醐味なんだと思う。

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樹木希林遺作「命みじかし、恋せよ乙女」、目に見えない何かを感じる世界


「生きているんだから幸せにならないとねぇ」樹木希林さんの言葉が沁みる。
ありがとう樹木希林さん。伏見ミリオン座で映画「あん」も同時上映されているのが嬉しい。さすが映画ファンの気持ちがわかる映画館だ。
おすすめ度:★★★☆☆
理由:神秘的な、ヒーリングとか目に見えないものについて、興味のある人にはオススメ。
しっかり中身が理屈で説明できないものは、駄目と言う人には向かないかも…。

本作品は最初の展開はちょっと物足りない感じでしたが、
特に後半の、樹木希林さんが出演したあたりの残り30分ぐらいが見応えがあっていい。

命みじかし恋せよ乙女
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「戦争と人間」第三部(完結編)泥沼の日中戦争の道筋と壮絶な人間模様

3部

1970年から73年の間で制作された長編戦争スペクタクル。第一部第二部、そして今回は第三部(完結編)全部で約9時間半。見応えがある。見てよかったと真に思える作品です。You tube一部、二部、三部と楽しめるので、映画館でなくても、是非触れて欲しいと思います。どのような形で戦争へと拡大したか、財閥と軍隊との関係、冷静に統計分析をせず、精神の問題として姿勢にのみ依存する体制。都合の悪いことには目を伏せて、厳しく取り締まる。蛮行は集団心理と密接な繋がりがあり、冷静な対応ができなくなるのだ。人種や民族に優劣などないのに、本人の環境と努力で決まるのに、生まれた制度や国だけで優劣をつけてしまう風潮や世論も怖い。洗脳されてしまうのか

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犯罪心理を紐解くきっかけになる映画「永遠に僕のもの」

塀を乗り越え空き巣に入る。「みつかったら子猫が逃げた…」って答えればいい…と。そんな軽いノリで窃盗をする。

本能のまま、欲しいものを有るところ盗む。目撃されたら射殺する。

窃盗したペンダントを彼女にプレゼントする。まさに異常な精神ではないか。人はどうしたら、人を殺してあんなに冷静になれるのか。

実話だけに複雑な思いである。

後味の悪い作品ではあるが、こうしたことがあったという事実を直視するためには必見かも知れません。この少年の内面、何を考えているのか、どんな思いなのか、深くえぐって欲しかったと思う。

おすすめ度:★★☆☆☆
理由:見る人を選ぶような映画であるから。

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2019年8月、映画「ピータールー マンチェスターの悲劇」観ました

ピータールー

今からちょうど200年前、1819年にイギリス・マンチェスターで起きた「ピータールーの虐殺」が発生した。そして今からちょうど30年前には「天安門事件」が発生した。そして今年は香港の情勢も怪しい。いつの時代になっても、ありそうな出来事なのだ。2世紀前も同じ事件があったのだ。無抵抗・非武装の民衆に向けて、武力行使をして、死傷者が出るという惨事。権力を持つ側は治安維持を盾にして、無抵抗・非武装の民衆に対して、サーベルを抜いたり、戦車をはじめ銃で行使したりするものかも知れません。

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The Boys Season 1 8話全部観ました

The boys

8月11日の第一話からはじまり、昨日8月15日、ようやく8話でSeason1を見終えました。このクズ野郎の集まるヒーローたち。(女性の二人はマトモだと思った次第)8話を観て、考えさせられたのは、やっぱり「正義」。スパイダーマンはじめ、マーベル・コミックですね。正義は押し売りではない。これが正義というものも無いかも知れない。そんな奥深いドラマなんだと改めて感じます。
ホント「正義」という定義を考えさせられますね。
尾崎豊の『僕が僕であるために』が頭の片隅を過ります。「僕が僕であるために…「正しいものは何なのか…~…それがこの胸に解るまで~♬

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「あなたの名前を呼べたなら」観ました

ポスター

タイトルからして、メルヘンチックなラブコメ作品と思いましたが、全く違いました。とても息苦しい。身分とか風習とか変えられないものを感じました。
さて作品の舞台はインド最大の都市ムンバイ。昔のボンベイです。インドの都市の名前は、元々はイギリスの植民地時代に付けられたものなんですが、ボンベイという名も数年前に地元州政府の決定でムンバイになりました。

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「戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河」観ました

二部

名演小劇場で先週の五味川純平の原作「戦争と人間」第一部 運命の序曲に引き続き、第二部 愛と悲しみの山河を観ました。第二部では、満州国の傀儡政権を樹立した日本。軍部の慢心を許してしまった当時の風潮。人間関係も面白い。特に色恋沙汰ですね。北大路欣也と佐久間良子、山本圭と吉永小百合。お似合いです、でも、双方とも実らない恋で、内容は切ない。北大路欣也演じる五代財閥の御曹司の伍代俊介と人妻役の佐久間良子。そして、左翼的思想の山本圭が演ずる標耕平と吉永小百合演ずる伍代順子。社会的立場の格差と恋愛は別なんだと、改めて感じた次第。

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「盂蘭盆会」に想う

迎え火

「お盆」休みになりましたね。暦の上では、お盆休みというのはありませんね。山の日が出来たお陰様で3連休は有り難い。
ところで「お盆」とは、本当は盂蘭盆会:うらぼんえ。今では「お盆」とか、うらぼん(盂蘭盆)とか呼んではいますが、その正式な言い方は「うらぼんえ」なんですよね。子供のこと盂蘭盆のことを裏盆?っと思っていました。亡くなった後ろめたい人は「裏盆」で供養するんだと(笑)。バカ丸出しですね。

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「ザ・ボーイズ」(The Boys)観ました

AmazonOriginal

先週、知人から教えてもらった海外ドラマです。映画ではありません。amazon prime video で観ることができる海外テレビドラマです。Amazon Originalです。1時間ものが1話~8話で「シリーズ1」を構成するのですが、これは面白い。出だしは、いきなり、血が飛び散る…なんとも、ブラックユーモアなのか、何なのか、良くわからない入りでした。

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