胸に鋭く突き刺さった,そしてほっこりした感動作品『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

若草物語

オススメ度:★★★★☆(4.2)
理由:次女の小説家目指す次女ジョーの
なんとも切ない気持ちにとても共感した.
4姉妹それぞれの生き方,性格が違うが,
喧嘩もするけど仲がいい家族愛.
生き方にヒントをくれた中々の傑作です.
残された人生の生き方を学ぶことができる作品.

映画館

米国,南北戦争時代19世紀後半.
マサチューセッツ・ボストン郊外に
暮らすマーチ家の4姉妹.
若草物語のリメイク版である.

さすが,アカデミー賞で6部門ノミネート
された作品だけはある.
映画館での鑑賞はやっぱりいい.

その時代,女性が幸せになる唯一の方法,
それは資産家と結婚すること.
それが幸せの条件だと.
男尊女卑の時代に女性にとって仕事は厳しい.
でも,そんな中でも小説家を諦めきれず,
結婚という選択をとらない女性の苦悩.

病弱が故に,健やかであれさえすれば,
どんなに幸せか.

ピアノ,美術,演劇,著者としての才能.
恋愛.仕事か彼か.
生きていくうえで,何に重きを置いて,
充実した日々を過ごすか.
一体何が幸せなのか.
美しく着飾ることもしたい.
姉妹喧嘩をしたり,葛藤があったり,
とても人間くさくて,後悔や反省,
失敗もあり経験なのか.
まるで人生模様を見るようだった.
4姉妹それぞれの悩み憧れが価値観もまるで違う.

幸せとはなんだろう?
その選択は,偶然というイタズラもあるし,
そこには自身の選択もあろう.
姉妹の人生の選択に,見ているうちに,
感情が揺さぶられ,
思わず自分の人生を映像に重ねて
観てしまう.選択しても,その選択が
正しいことなのか迷うこともある.
そうした葛藤が実によく描かれている.

一体何が自分にとって幸せなのかを.
温かい家族に救われ,
ほっこりした気持ちなる作品です.

リメイク前の「若草物語」は
どんな展開だったのか?
無性に観たくなった.。

たしかに人種差別,性差こそ,
あの時代だからこそあったのかも
しれない.

それでも昔も今も,
そうした変えることが難しい周辺の環境の中で,
人が人として生きていくということは,
常に選択の連続だ.

そこで後悔したり葛藤したりするものだ.
切ない気持ち.とてもわかる.

思わず泣けた.そして笑えた.
見終えた後の爽快感がたまらない.
家族愛が半端ない.なんと素敵な家族なのか.

何時の時代にも不変のテーマ
「幸せとは何か」「どう生きるか」

憧れのドレス,そして憧れの出版.
当時の製本のシーン.


シァーシャ・ローナンは「追想」「レディ・バード」が.
ティモシー・シャラメは「君の名前で僕を呼んで」が重なる.

フローレンス・ピューは最近では「ミッドサマー」
エマ・ワトソンはハリーポッタではなく,
トム・ハンクスとの共演の「ザ・サークル 」
が印象深い.

まさに豪華キャスト,一流の作品だった.

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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