『陰陽師0』★★★☆☆(3.0)
NHK大河ドラマ「光る君へ」で
ユースケ・サンタマリアが
演じている「安倍晴明」が
主役の作品だ。
正直言ってNetflix配信アニメ
の方が私にはしっくりきた。
時代背景は、光源氏の平安時代。
ただ、歴史的背景はマッチしていて、
よく作られている。
伊勢の斎宮の徽子（きし：よしこ）
女王についても村上天皇とのことも
よく描かれている。
そして、そもそも陰陽師とは何か？
「陰陽五行説」そして空海の密教。
そして律令制の「大宝律令」
そこに陰陽寮。陰陽・暦・天文・漏剋、
4つの部門で組織される。
漏剋というのは、水時計のことらしい。
つまりは時を刻むってこと。
この時代。貴族社会。
官僚制で縦割り社会。
学生の生を「しょう」と呼び、
意味は「見習い」とい意。
その指導は博士がする。
今にも通ずるものがあって個人的には
面白い。
また、後期博士課程でドクターを
目指すものが得業生という。（笑）
俳優陣は豪華です。
村上天皇があの井伊直政の板垣李光人
賀茂保憲役は國村隼
源博雅役は2017年の映画で空海も演じた染谷将太。御縁を感じる。
「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」(2017)
博雅は管絃の名手で雅楽に優れいたという。
この辺はNetflix配信アニメでもやっていた。
ちょっとネタバレですが、
「呪詛」（じゅそ）のシーンでは、
潜在意識と顕在意識の世界が映像で
駆使されている。フロイトやユングの
世界を彷彿させる。
ただのアクションものに見えて、
実は、しっかり作られている
ところがニクイ脚本だと思料。
映画の内容はともかく、時代背景は
面白かった。こうやって史実と想像で
小説を作るんだ！と思った。
想像なのか妄想なのか創造が凄い
と感じた。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士（工学）。修士（経済学）。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある．ブログは映画感想を中心に書いている。
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